犬の指の数は何本?前足・後ろ足・狼爪の違いをやさしく解説
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記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本
ペットフード販売士
愛犬の足を見て、
「あれ?犬の指って何本あるの?」
「前足は5本に見えるけど、後ろ足は4本で大丈夫?」
「足の少し上にある爪みたいなものは何?」
このように気になったことはありませんか?
結論からお伝えすると、犬の指の数は基本的に前足が5本、後ろ足が4本です。
ただし、犬種や個体差によっては後ろ足にも「狼爪(ろうそう)」があり、5本や6本に見えることもあります。
今回は、犬の指の数、前足と後ろ足で違う理由、狼爪の役割、指の数が違うときの考え方、日頃のケアまで、飼い主さんにわかりやすく解説していきます。

目次
- 1. はじめに
- 1-1. 犬の指の数は基本「前足5本・後ろ足4本」
- 1-2. 肉球マークは4本なのに前足は5本?
- 2. 犬の指と狼爪の基本
- 2-1. 前足の狼爪とは?
- 2-2. 後ろ足に狼爪がある犬とない犬
- 2-3. 指の数が左右で違うとき
- 3. 指の数が多い犬種もいる
- 3-1. 後ろ足に狼爪がある代表的な犬種
- 3-2. 指が6本ある犬もいる?
- 4. 犬の指・爪・肉球の役割
- 4-1. 犬は指先で歩いている
- 4-2. 狼爪にも役割がある
- 4-3. 爪と肉球はセットで見る
- 5. 飼い主さんが確認したい足先チェック
- 5-1. 今日からできるチェック方法
- 5-2. 狼爪は伸びすぎに注意
- 5-3. 動物病院に相談したいサイン
- 6. よくある質問
- 7. まとめ
1. はじめに
1-1. 犬の指の数は基本「前足5本・後ろ足4本」

犬の指の数は、基本的に次のように覚えるとわかりやすいです。
| 部位 | 基本の指の数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 前足 | 5本 | 地面につく4本+少し上にある狼爪1本 |
| 後ろ足 | 4本 | 多くの犬では後ろ足の狼爪が退化している |
つまり、地面についている指だけを見ると前足も後ろ足も4本に見えます。
しかし前足には、少し高い位置に「狼爪」と呼ばれる親指のような指があるため、合計で5本になります。
愛犬の前足の内側をそっと見てみると、少し上のほうに小さな爪のようなものが見つかるかもしれません。
それが狼爪です。
1-2. 肉球マークは4本なのに前足は5本?
犬の肉球マークを思い浮かべると、指の部分は4つで描かれることが多いですよね。
そのため、「犬の指は4本」と思っている方も多いかもしれません。
これは間違いではありません。
肉球マークに描かれている4つの指は、地面につく指です。
前足の5本目にあたる狼爪は、足の少し上にあり、通常は地面につきません。
そのため、足跡や肉球マークには出てこないことが多いのです。
ポイント
肉球マークで見える指は4本。前足には、そこに狼爪を加えて5本あると考えるとわかりやすいです。
2. 犬の指と狼爪の基本

2-1. 前足の狼爪とは?
狼爪は「ろうそう」と読みます。
英語では「dewclaw(デュークロー)」と呼ばれます。
前足の狼爪は、人間でいう親指に近い位置にあります。
ただし、人間の親指のように自由に物をつかめるわけではありません。
地面につかない高い位置にあるため、飼い主さんが初めて見たときに、
「何かできものがあるのかな?」
「爪が変なところから生えている?」
と驚いてしまうこともあります。
でも、多くの場合は自然な体の一部です。
狼爪について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
2-2. 後ろ足に狼爪がある犬とない犬
後ろ足の指は、基本的には4本です。
これは、多くの犬で後ろ足の狼爪が退化しているためです。
ただし、後ろ足にも狼爪が残っている犬もいます。
生まれつきある場合もあれば、子犬のころに切除されている場合もあります。
そのため、同じ犬種でも「後ろ足に狼爪がある子」と「ない子」がいることがあります。
後ろ足に小さな指や爪のようなものがあっても、それだけで慌てる必要はありません。
ただし、ぐらぐらしている、引っかかりやすい、赤く腫れている、痛がるなどがあれば、動物病院で相談しましょう。
2-3. 指の数が左右で違うとき
愛犬の足を見たときに、
「右の前足は5本あるのに、左は4本に見える」
「後ろ足の片方だけ狼爪がある」
ということもあります。
この場合、生まれつきの個体差、狼爪の有無、過去に切除された可能性などが考えられます。
普段の生活で痛がらず、歩き方にも問題がなく、爪が皮膚に食い込んでいない場合は、過度に心配しすぎなくてもよいケースもあります。
ただし、次のような場合は念のため動物病院で確認してもらいましょう。
- 足を触ると嫌がる
- 歩き方がいつもと違う
- 狼爪がぐらぐらしている
- 爪が伸びて皮膚に刺さりそう
- 出血、腫れ、赤みがある
- 同じ足先ばかり舐める、噛む
見た目だけで判断せず、「痛みがあるか」「生活に支障があるか」を見ることが大切です。
3. 指の数が多い犬種もいる
3-1. 後ろ足に狼爪がある代表的な犬種
犬種によっては、後ろ足に狼爪があることが特徴とされる場合があります。
代表的なのは、次のような犬種です。
- グレート・ピレニーズ
- ブリアード
- ボースロン
- アイスランド・シープドッグ
特にグレート・ピレニーズのような山岳地帯で活躍してきた犬では、後ろ足に二重の狼爪が見られることがあります。
この場合、後ろ足の指が5本や6本に見えることがあります。
「普通の犬と違うから異常」というより、その犬種の歴史や体の特徴として考えられることがあります。
3-2. 指が6本ある犬もいる?
犬のなかには、一般的な本数より多い指を持つ犬種もいます。
有名なのが、ノルウェージャン・ルンデフンドです。
この犬種は、足に複数の指を持つことで知られています。
もともと険しい岩場で活動していた犬種のため、足先の構造が独特です。
ただし、一般家庭で暮らす犬の指が多い場合、それが犬種特有なのか、個体差なのか、ケアが必要なのかは一頭ずつ違います。
指が多くても、歩行に問題がなく、爪が皮膚に食い込んでいなければ、すぐに危険というわけではありません。
一方で、爪が伸びやすい、引っかかりやすい、出血しやすい場合は、早めに獣医さんへ相談しましょう。
4. 犬の指・爪・肉球の役割

4-1. 犬は指先で歩いている
犬は、人間のように足の裏全体をべったりつけて歩いているわけではありません。
犬は、指先で体を支えるように歩いています。
そのため、指、爪、肉球は歩く・走る・止まる・曲がるといった動作に深く関係しています。
爪が伸びすぎると、肉球が床につきにくくなり、滑りやすくなることがあります。
特にフローリングの多い室内では、足腰に余計な負担がかかることもあります。
4-2. 狼爪にも役割がある
狼爪は「退化した指」と説明されることもあります。
しかし、まったく役に立たないものとは言い切れません。
たとえば、愛犬がガムやおもちゃを前足で押さえているとき、狼爪を使って支えていることがあります。
また、走るときや方向転換するとき、滑りやすい場所で体を安定させるときに役立つ可能性もあります。
普段の生活では目立ちにくい部分ですが、愛犬の足先をよく見ると、意外と器用に使っている姿が見られるかもしれません。
4-3. 爪と肉球はセットで見る
犬の足先を見るときは、指の数だけでなく、爪と肉球の状態も一緒に確認しましょう。
確認したいポイントは次の通りです。
- 爪が伸びすぎていないか
- 狼爪が巻いていないか
- 肉球がひび割れていないか
- 指の間が赤くなっていないか
- 足裏の毛が伸びすぎて滑りやすくなっていないか
足先は、愛犬の健康状態が出やすい場所です。
散歩のあとやブラッシングのついでに、やさしく触って確認する習慣をつけておくと安心です。
5. 飼い主さんが確認したい足先チェック

5-1. 今日からできるチェック方法
犬の足先チェックは、難しいことをする必要はありません。
まずは、愛犬がリラックスしているときに、前足と後ろ足をやさしく見てみましょう。
おすすめは、次の順番です。
- 前足の地面につく指を数える
- 前足の内側に狼爪があるか見る
- 後ろ足の指の数を見る
- 後ろ足にも狼爪があるか見る
- 爪の長さ、肉球、指の間を確認する
嫌がる場合は、無理に押さえつけないでください。
足先を触られるのが苦手な犬も多いです。
おやつを使いながら、1日1本だけ見るくらいの気持ちで慣らしてあげましょう。
5-2. 狼爪は伸びすぎに注意
狼爪は地面につきにくいため、散歩で自然に削れにくい部分です。
そのため、気づかないうちに伸びてしまうことがあります。
伸びすぎると、カーペットや毛布に引っかかったり、巻き爪のように皮膚へ食い込んだりすることがあります。
特に長毛の犬は、毛に隠れて狼爪が見えにくいことがあります。
トリミングのときだけでなく、家庭でもときどき確認しておきましょう。
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5-3. 動物病院に相談したいサイン
犬の指の数や狼爪は、個体差があるため、見た目だけで過度に不安になる必要はありません。
ただし、次のようなサインがある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
- 足を引きずっている
- 足先を触ると強く嫌がる
- 狼爪が折れている
- 爪が皮膚に刺さっている
- 出血している
- 赤く腫れている
- 膿や嫌なにおいがある
- 同じ足だけを舐め続ける
「指の数が違うから病気」とは限りません。
しかし、痛みや炎症がある場合は、家庭で様子を見続けるよりも専門家に確認してもらうほうが安心です。
6. よくある質問
6-1. 犬の指は全部で何本ですか?
基本は、前足が左右5本ずつ、後ろ足が左右4本ずつです。
合計すると18本が基本です。
ただし、後ろ足にも狼爪がある犬は、19本や20本以上に見えることもあります。
6-2. 犬の前足はなぜ5本なのですか?
前足には、地面につく4本の指に加えて、少し上の位置に狼爪があります。
この狼爪を含めるため、前足は5本と数えます。
6-3. 犬の後ろ足はなぜ4本なのですか?
多くの犬では、後ろ足の狼爪が退化しているためです。
ただし、犬種や個体差によっては後ろ足にも狼爪が残っていることがあります。
6-4. 後ろ足に5本目の爪があります。異常ですか?
必ずしも異常とは限りません。
後ろ足の狼爪として生まれつきある場合があります。
ただし、伸びすぎ、ぐらつき、出血、痛みがある場合は動物病院で相談しましょう。
6-5. 狼爪は切除したほうがいいですか?
自己判断で切除するものではありません。
狼爪があること自体は自然な場合もあります。
ただし、何度も引っかかる、折れる、炎症を起こすなど生活に支障がある場合は、獣医師に相談してください。
7. まとめ

犬の指の数は、基本的には前足5本、後ろ足4本です。
前足には、地面につく4本の指に加えて、少し上に狼爪があります。
後ろ足は4本のことが多いですが、犬種や個体差によっては後ろ足にも狼爪がある場合があります。
そのため、愛犬の足を見て「指の数が違うかも?」と思っても、すぐに異常と決めつける必要はありません。
見るべきポイントは、指の本数だけではなく、痛み、歩き方、爪の伸びすぎ、赤み、出血、腫れなどがあるかどうかです。
愛犬の足先は、毎日の暮らしを支える大切な部分です。
散歩のあと、ブラッシングのついで、爪切りの前などに、やさしく確認してあげてくださいね。
参考にした外部サイト
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