犬の睡眠時間はどれくらい?平均・年齢別の目安と寝すぎ/眠らないときの見分け方

犬の睡眠時間はどれくらい?平均・年齢別の目安と寝すぎ/眠らないときの見分け方

犬のしぐさ・健康

犬の睡眠時間はどれくらい?平均・年齢別の目安と寝すぎ/眠らないときの見分け方

2026年4月22日

記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本

ペットフード販売士

愛犬が気持ちよさそうに眠っていると、見ているこちらまでほっとしますよね。

その一方で、「うちの子は寝すぎでは?」「夜にあまり寝ないのは大丈夫?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

犬は人より長く眠る動物ですが、年齢・犬種・体格・その日の活動量によって必要な睡眠時間は変わります。いつもより寝ている時間が長いからといって、すぐに異常とは限りません。

この記事では、犬の睡眠時間の目安を年齢別にわかりやすく整理しながら、寝すぎや眠らないときに見ておきたいポイント、今日からできる睡眠環境の整え方までやさしく解説していきます。

先に結論:成犬の睡眠時間は1日12〜14時間前後が目安です。子犬はもっと長く、老犬も再び長くなる傾向があります。

1. 犬の睡眠時間はどれくらい?まずは平均を知ろう

1-1. 成犬の平均睡眠時間

健康な成犬の睡眠時間は、一般的に1日12〜14時間前後がひとつの目安です。

ただし、これはあくまで平均であり、毎日ぴったり同じである必要はありません。散歩や遊びでしっかり動いた日、来客があって刺激の多かった日、季節の変わり目などは、いつもより長く眠ることもあります。

また、犬は人のように夜まとめて深く眠るというより、日中のうたた寝を何度も重ねながら休むことが多いです。そのため、飼い主から見ると「ずっと寝ている」ように感じやすいのも自然なことです。

1-2. 子犬・成犬・老犬の睡眠時間の目安

ライフステージ 睡眠時間の目安 見ておきたいポイント
子犬 16〜20時間前後 成長のためにたっぷり眠る。無理に起こさない
成犬 12〜14時間前後 個体差が大きい。活動量や環境で前後しやすい
老犬・シニア犬 12〜15時間以上 体力低下で睡眠が増えやすい。急な変化には注意

子犬は特に長く眠ります。 起きている時間に全力で遊び、食べ、学ぶため、脳と体を休ませる睡眠がとても大切です。

反対に、老犬になると再び睡眠時間が長くなる傾向があります。これは年齢とともに疲れやすくなるためです。ただし、急に極端な変化が出たときは、年齢だけで片づけないようにしましょう。

2. 犬が人より長く眠る理由

2-1. 犬の睡眠サイクルは浅い眠りが多い

犬は人と同じく、浅い眠りと深い眠りをくり返しています。

ただし、犬は人よりも浅い眠りの割合が多く、刺激があるとすぐ目を覚ましやすいのが特徴です。だからこそ、合計の睡眠時間が長くなりやすいのです。

「寝ていると思ったらすぐ起きる」「名前を呼ぶとすぐ反応する」という子は少なくありません。これは眠りが浅く、周囲を気にしながら休んでいる犬らしい睡眠スタイルともいえます。

また、寝ている最中に足がピクピク動いたり、小さく鳴いたりすることがありますが、短時間で落ち着き、起きたあと普段通りなら、夢を見ているだけのこともあります。

2-2. 犬種・体格・暮らし方でも変わる

睡眠時間は、年齢だけでなく犬種や体格、普段の役割によっても変わります。

たとえば、警戒心が強く周囲の音に反応しやすい子は、同じ時間横になっていても眠りが浅いことがあります。大型犬やシニア犬では、疲れやすさから睡眠時間が長めになることもあります。

さらに、留守番の時間が長い子は、飼い主を待ちながら日中にうとうとすることも多いです。逆に、散歩や遊び、知育トイなどでほどよく刺激がある子は、夜に落ち着いて眠りやすくなることがあります。

2-3. 長く寝ていても心配しすぎなくてよいケース

次のような場合は、すぐに異常と考えなくても大丈夫なことが多いです。

  • 子犬で、起きている間はしっかり食べて遊べている
  • 老犬で、ゆっくり動くものの食欲や反応は普段通り
  • 散歩や来客などで疲れた日の翌日
  • 暑い日や寒い日で活動量が落ちている
  • 雨の日などで退屈して昼寝が増えている

大切なのは、睡眠時間だけを見るのではなく、元気・食欲・排せつ・呼びかけへの反応までセットで見ることです。

3. 寝すぎ?眠らない?注意したい睡眠の変化

3-1. 受診を考えたいサイン

犬が長く寝ていること自体は珍しくありませんが、次のような変化があるときは注意が必要です。

  • 呼んでも反応が鈍い、起こしてもすぐまた寝てしまう
  • 食欲が落ちた、水を飲む量が急に増えた
  • 散歩や遊びに明らかに興味を示さない
  • 痛そうにしている、呼吸が荒い、咳やいびきが増えた
  • 急に睡眠時間だけが大きく変わった

こうした変化の背景には、痛み、内分泌の病気、心臓や腎臓の不調、加齢による認知機能の変化などが隠れていることがあります。「よく寝る子だから」と決めつけず、普段との違いを見てあげることが大切です。

あわせて、寝すぎが気になるときの詳しい見方は、愛犬はずっと寝てるけど大丈夫?でも確認できます。

3-2. 夜に眠れない・昼夜逆転するとき

「昼はよく寝るのに、夜になるとソワソワして眠らない」という相談も多いです。

原因としては、日中の運動不足、来客や物音による興奮、かゆみや痛みなどの不快感、シニア犬では認知機能の変化などが考えられます。

特に老犬で、夜鳴き・徘徊・昼夜逆転が重なる場合は、早めにかかりつけ医へ相談したいところです。

夜に寝ない行動については、犬は夜行性?犬が夜に寝なかったり夜泣きをする理由もあわせて読むと理解しやすいです。

4. 愛犬の睡眠の質を上げるためにできること

4-1. 落ち着いて眠れる寝床をつくる

犬が安心して眠るには、静かで、暑すぎず寒すぎず、落ち着ける寝床が欠かせません。

  • 人の出入りが激しすぎない場所に置く
  • 床が硬すぎる場合はベッドやマットを使う
  • シニア犬には立ち上がりやすい厚みを意識する
  • 短頭種はいびきや呼吸の変化にも気を配る

クレートや囲まれたスペースを好む子もいるため、その子が落ち着ける形を探してあげましょう。

4-2. 日中の過ごし方を見直す

夜に落ち着いて眠ってもらうには、日中の過ごし方も大切です。

散歩だけでなく、におい遊び、知育トイ、短時間でも飼い主とのコミュニケーションを入れると、心地よい疲れにつながりやすくなります。

反対に、昼間ずっと退屈していると、夜に元気が残ってしまうことがあります。特に若い成犬では、このパターンが起きやすいです。

4-3. 眠っているときの接し方

気持ちよさそうに眠っている姿を見ると、つい撫でたくなりますよね。

でも、特に子犬やシニア犬がぐっすり眠っているときは、むやみに起こさない方が安心です。犬は眠りの途中で驚くと、びっくりして反射的に動くことがあります。

寝言のように鳴いたり、足が動いたりしても、すぐに起こさず、まずは静かに見守ってみましょう。短時間で落ち着き、起きたあと普段通りなら問題ないことが多いです。

5. まとめ

犬の睡眠時間は、成犬で12〜14時間前後が目安ですが、子犬はもっと長く、老犬も再び長くなる傾向があります。

そのため、単純に「長く寝ている=異常」とは言えません。

見るべきなのは、普段と比べてどう変わったかです。食欲、元気、呼びかけへの反応、夜の落ち着き方まであわせて観察してあげると、異変にも早く気づきやすくなります。

愛犬が気持ちよく眠れているかは、毎日の健康状態を知る大切なヒントになります。ぜひ今日から、寝ている時間だけでなく、眠り方の変化にもやさしく目を向けてみてくださいね。

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