犬が喉を鳴らすのはなぜ?ゴロゴロ・グルグル音の理由と病気の見分け方
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愛犬が「ゴロゴロ」「グルグル」「ガーガー」と喉を鳴らしていると、甘えているのか、苦しいのか、少し心配になりますよね。
結論からお伝えすると、犬が喉を鳴らす理由はひとつではありません。リラックスや甘えのサインであることもあれば、不安、警戒、痛み、呼吸器の不調が関係していることもあります。
この記事の要点
- 犬の「ゴロゴロ」は、リラックスや甘えのサインであることがあります。
- 犬の「グルグル」「ガルル」は、不安や警戒、威嚇の可能性があります。
- 犬の「ガーガー」「ブーブー」「フガフガ」は、気管虚脱・逆くしゃみ・短頭種気道症候群などの可能性があります。
- 呼吸が苦しそう、舌や歯ぐきが青紫、失神、咳が続く場合は早めに動物病院へ相談しましょう。
この記事では、犬が喉を鳴らす理由を、音の種類・心理状態・病気の可能性・受診の目安に分けて、飼い主さんにも分かりやすく解説します。
記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本
ペットフード販売士
目次
- 1. はじめに
- 1-1. 犬が喉を鳴らすとは?
- 1-2. まず安心しやすい音と注意したい音
- 2. 犬が喉を鳴らす主な理由
- 2-1. リラックス・満足している
- 2-2. 甘えたい・かまってほしい
- 2-3. 不安やストレスを感じている
- 2-4. 警戒や威嚇の気持ちがある
- 3. 音の種類で分かる犬の状態
- 3-1. ゴロゴロ・グーグーと鳴らす場合
- 3-2. グルグル・ガルルと鳴らす場合
- 3-3. ガーガー・ブーブー・フガフガと鳴る場合
- 4. 病気の可能性がある喉の音
- 4-1. 気管虚脱の可能性
- 4-2. 逆くしゃみの可能性
- 4-3. 短頭種気道症候群の可能性
- 5. 動物病院に相談した方がよい目安
- 6. 飼い主さんができる対応
- 7. よくある質問
- 8. まとめ
1. はじめに
犬が喉を鳴らすときは、音だけで判断せず、表情・姿勢・呼吸の様子を一緒に見ることが大切です。

犬は人間のように言葉で気持ちを伝えることができません。そのため、しっぽ、耳、目、姿勢、鳴き声、喉の音などを使って、いろいろな気持ちを表現しています。
飼い主さんに撫でられているときに「ゴロゴロ」と喉を鳴らす場合は、安心しているサインかもしれません。一方で、体をこわばらせながら「グルグル」と低く鳴らす場合は、警戒している可能性があります。
1-1. 犬が喉を鳴らすとは?
犬が喉を鳴らすとは、喉の奥や胸のあたりから「ゴロゴロ」「グルグル」「グーグー」などの低い音が聞こえる状態を指します。
猫のゴロゴロ音に似ていると感じる飼い主さんもいますが、犬の場合は意味がひとつに決まっているわけではありません。
- リラックスしている
- 満足している
- 甘えている
- 何かを要求している
- 不安やストレスを感じている
- 警戒している
- 喉や気管、鼻の奥に違和感がある
1-2. まず安心しやすい音と注意したい音
リラックスした表情で短く鳴る音は安心しやすく、苦しそうな呼吸音や長く続く咳のような音は注意が必要です。
| 音の種類 | 考えられる状態 | 見てほしいポイント |
|---|---|---|
| ゴロゴロ・グーグー | リラックス、満足、甘え | 目が穏やか、体がゆるい |
| グルグル・ガルル | 警戒、不安、威嚇、遊び | 体のこわばり、耳、目線 |
| ガーガー・ブーブー | 咳、気管の違和感 | 咳が続く、苦しそう |
| フガフガ・ズーズー | 逆くしゃみ、鼻や喉の刺激 | 首を伸ばす、すぐ戻るか |
2. 犬が喉を鳴らす主な理由
犬が喉を鳴らす理由は、心のサインと体のサインに分けて考えると分かりやすくなります。

愛犬が喉を鳴らしているときは、撫でているときなのか、食事の前なのか、知らない人が近づいたときなのか、寝ているときなのかを見てみましょう。
2-1. リラックス・満足している
犬が穏やかな表情で喉をゴロゴロ鳴らす場合、リラックスや満足のサインであることがあります。
- 飼い主さんに撫でられている
- お散歩やごはんのあとにくつろいでいる
- お気に入りのベッドで眠そうにしている
- 飼い主さんのそばで安心している
愛犬が気持ちよさそうにしているなら、無理に止める必要はありません。やさしく声をかけたり、落ち着いた雰囲気でそばにいてあげるとよいでしょう。
リラックスしている犬の行動については、こちらの記事も参考になります。
犬が仰向けで寝る!へそ天で寝る犬の性格と理由
2-2. 甘えたい・かまってほしい
犬が飼い主さんの近くで喉を鳴らす場合、甘えたい、撫でてほしい、かまってほしいという気持ちが隠れていることがあります。
飼い主さんの手に顔を近づけたり、前足を乗せてきたり、お腹を見せながら喉を鳴らす場合は、甘えの可能性があります。
2-3. 不安やストレスを感じている
犬が不安な場面で低く喉を鳴らす場合、自分を落ち着かせようとしている可能性があります。
雷、花火、知らない場所、苦手な人、動物病院、来客などがきっかけになることがあります。
- 耳が後ろに倒れる
- しっぽが下がる
- 体が小さく丸まる
- 目をそらす
- パンティングが増える
- 震える
2-4. 警戒や威嚇の気持ちがある
犬が体をこわばらせて「グルグル」「ガルル」と鳴らす場合、警戒や威嚇のサインであることがあります。
低い唸り声は「これ以上近づかないで」というサインでもあります。まずは距離を取り、犬が落ち着ける環境を作りましょう。
3. 音の種類で分かる犬の状態
犬の喉の音は、音の高さ・長さ・場面・表情をセットで見ると判断しやすくなります。

3-1. ゴロゴロ・グーグーと鳴らす場合
穏やかな「ゴロゴロ」「グーグー」は、リラックスや甘えのサインであることが多いです。
撫でているとき、眠そうなとき、飼い主さんのそばで安心しているときに聞こえるなら、過度に心配しなくてもよいケースが多いでしょう。
3-2. グルグル・ガルルと鳴らす場合
低く長い「グルグル」「ガルル」は、楽しい遊びの興奮か、警戒・不安のサインである可能性があります。
体が固まっている、目が鋭い、歯を見せている、近づくと音が強くなる場合は、警戒している可能性が高くなります。
3-3. ガーガー・ブーブー・フガフガと鳴る場合
「ガーガー」「ブーブー」「フガフガ」は、感情表現ではなく呼吸器や鼻・喉の違和感が関係していることがあります。
- 咳が何日も続いている
- 運動後や興奮後にガーガー音が出る
- 首輪を引いたあとに咳き込む
- 呼吸が苦しそう
- 舌や歯ぐきの色が青紫っぽい
- 失神したことがある
4. 病気の可能性がある喉の音
犬の喉の音が苦しそうに聞こえる場合、気管・鼻・喉・軟口蓋などのトラブルが関係していることがあります。

4-1. 気管虚脱の可能性
犬が「ガーガー」と乾いた咳のような音を出す場合、気管虚脱が関係していることがあります。
- ガーガーという乾いた咳
- ガチョウの鳴き声のような咳
- 興奮時や運動後に悪化する
- 首輪で引っ張ったあとに咳が出る
- 暑い日や湿度の高い日に出やすい
4-2. 逆くしゃみの可能性
犬が急に首を伸ばして「フガフガ」「ズーズー」と鼻から吸い込むような音を出す場合、逆くしゃみの可能性があります。
数秒から1分ほどで自然に落ち着き、その後いつも通り元気であれば、過度に慌てなくてもよいケースがあります。
4-3. 短頭種気道症候群の可能性
パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種で「ブーブー」「ズーズー」という音が目立つ場合、鼻や喉の構造が関係していることがあります。
鼻を鳴らす音については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
犬が鼻を鳴らすのはなぜ?理由を徹底解説
5. 動物病院に相談した方がよい目安
喉の音に加えて、呼吸の苦しさ・咳の継続・元気や食欲の低下がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

| 様子 | 対応の目安 |
|---|---|
| 撫でているときだけゴロゴロ鳴る | 元気・食欲があれば様子を見る |
| 低く唸り、体が固い | 距離を取り、刺激を減らす |
| ガーガー咳が続く | 動物病院へ相談 |
| 呼吸が苦しそう | 早めに受診 |
| 舌や歯ぐきが青紫っぽい | 緊急性が高い可能性あり |
| 失神した | すぐに動物病院へ相談 |
6. 飼い主さんができる対応
犬が喉を鳴らしているときは、音を止めようとするより、原因を見つけて安心できる環境を作ることが大切です。

- 首輪ではなくハーネスを使う
- 暑い時間帯の散歩を避ける
- 興奮しすぎる遊びを控える
- 体重管理をする
- 咳や音の様子を動画で記録する
- 気になる症状は動物病院で相談する
7. よくある質問
犬が喉を鳴らすときによくある疑問に、短く分かりやすくお答えします。

Q1. 犬が喉をゴロゴロ鳴らすのは甘えているからですか?
A. 甘えている可能性があります。飼い主さんのそばでリラックスし、体の力が抜けているなら、安心や満足のサインであることが多いです。
Q2. 犬が喉をグルグル鳴らすのは怒っているのですか?
A. 怒っているとは限りません。遊びの興奮でも鳴ることがあります。ただし、体が固い、歯を見せる、目つきが鋭い場合は警戒している可能性があります。
Q3. 犬がガーガーと喉を鳴らすのは病気ですか?
A. 咳のように聞こえるガーガー音が続く場合、気管虚脱など呼吸器の問題が関係していることがあります。続く場合は動物病院へ相談しましょう。
Q4. 犬の逆くしゃみと喉を鳴らす音は違いますか?
A. 違うことがあります。逆くしゃみは、首を伸ばして鼻から急に空気を吸い込むような「フガフガ」「ズーズー」という音が特徴です。
Q5. 小型犬が喉を鳴らすときに気をつけることはありますか?
A. 小型犬は気管のトラブルが起きやすい犬種もいます。ガーガー咳、運動後の咳、首輪を引いた後の咳がある場合は注意しましょう。
8. まとめ
犬が喉を鳴らす理由は、甘えやリラックスだけでなく、不安、警戒、呼吸器の不調まで幅広く考えられます。
愛犬が穏やかな表情で「ゴロゴロ」と喉を鳴らしているなら、安心して甘えているのかもしれません。
しかし、「グルグル」と低く唸るような音で体が固い場合は、警戒や不安のサインかもしれません。
また、「ガーガー」「ブーブー」「フガフガ」と苦しそうな音がする場合は、呼吸器や鼻・喉の問題が隠れていることもあります。
音だけで判断せず、表情、姿勢、呼吸、食欲、元気の有無を一緒に見てあげましょう。
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