目次
1. はじめに
1-1. へそ天とは?
「へそ天」とは、犬が仰向けにおヘソ丸見えの状態で寝る行動のことです。
あなたの愛犬も、この状態で寝ている姿を見たことがあるのではないでしょうか?
しかし、犬の性格によってはへそ天をなかなかしない犬も居ます。
私もこれまで4匹の犬をお迎えしてきましたが、2匹は良くへそ天をしていますが、2匹はあまりすることはありません。
今回の記事では、犬がへそ天する性格や心理状態を解説していきます。
1-2. 犬がへそ天する意味
犬がへそ天で寝る意味は何でしょうか?
まずは、犬がお腹を見せる意味を考えてみましょう。
【リラックス・安心をしている】
お腹は柔らかい部分で、犬にとっては急所の一つでもあります。
急所を見せるということは、安心をしてくつろいでいると言えます。
【撫でてほしい・かまって欲しい】
身体をスリスリしてきてそのままお腹を見せることがあります。
これは撫でて欲しい、かまって欲しいという意思表示である場合が多いです。
他にも飼い主に前足を乗せて表現をしてくることも良くあります。
【服従をしている】
怒られた時にお腹を出してきたという経験のある飼い主さんも居るのではないでしょうか?
弱点の一つであるお腹をさらけ出すことで「参りました」「あなたに逆らうつもりはありません」という意思表示です。
これをされてしまったら私達は許すしかありませんね(笑)
しかし、これは祖先であるオオカミの習性からと考えられています。
人との生活が長くなったイエイヌは家族の様な関係を築いてきました。
このため、お腹を見せることは服従ということはあまり無く、リラックスや甘えていることの方が多いようです。
また、犬同士で会った時に突然お腹を見せる犬もいます。
この場合は服従というよりも遊びの一貫として考えられています。
遊びである場合、双方の犬が入れ替わりレスリングするように遊ぶことがあります。
もし片方の犬が一方的に相手を追いかけて上に乗り、もう片方の犬が耳を後ろに倒していたり、緊張しているようだと、服従として怖がっているかもしれません。
その場合には離すようにしましょう。
【背中がかゆい】
人間でも背中がかゆくて手が届かない場合には、背中を壁などに擦る時がありますよね。
犬でも同じように背中全てに手が届く訳ではありません。
へそ天でくねくねしている時は背中をかいていることもあります。
【暑さを感じている】
実は、暑くて体温を下げようとしている場合がお腹を出す場合があることを知っておきましょう。
舌を出して荒い呼吸をしているときは、その可能性がありますので気温と犬の状態に目を配っておくことが大切です。
2. 寝方で分かる犬の心理
2-1. へそ天で寝る
前のセクションで詳しく説明しましたが、お腹を出すことは基本的には安心やリラックスしており、その環境下に高い信頼を寄せているといえます。
私達もその姿に癒されますよね。
リラックス度は★5と言っても良いでしょう。
ただし、暑い時にへそ天をすることもありますので、荒い呼吸をしていないか、下を出していないかなどは注意が必要です。
2-2. 横向きで寝る
横向きで寝る犬は実はかなりリラックスしています。
犬にとって横向きで寝ることはとても楽な姿勢で、熟睡する時の寝方と言えるでしょう。
へそ天と同じくらいリラックスや信頼していると考えてよいです。
ただし、へそ天と同じく暑い時にこの寝方をすることも有りますので、ここの注意だけは必要です。
リラックス度★4.5です。
2-3. うつ伏せで寝る
うつ伏せで寝る犬は、すぐに動けるような状態を保っています。
熟睡ではなく、ウトウトしていたり一時的に休んでいるときに見られる姿です。
飼い主がちょっとでも物音を立てたりするとパッと目を覚ましますよね。
お迎えした時や緊張などしているときにはうつ伏せで寝ることが多いです。
その時には焦らずにゆっくり見守りましょう。
リラックス度★2です。
2-4. 丸くなって寝る
丸くなって寝る犬は、実は基本的な寝方の一つでよく見ることが多いです。
お腹など急所を守れますし、身体の体温を逃さない姿勢でもあります。
そのため寒い時や場合によっては大きな音などで少し怖がっている場合もあります。
リラックス度★2.5です。
2-5. 添い寝
犬が添い寝をしてくる場合、それは信頼と愛情を示しています。
特に背中を預けてきた場合には、最高に心を許していると言えるでしょう。
リラックス度は★5です。
2-6. おもちゃと寝る
犬がおもちゃと一緒に寝るのは、そのおもちゃに特別な愛着を持っている証拠です。
子供の頃によく見られる姿勢ですが、成長してもニオイが安心する事も多いので、犬にとって安心感を与えるアイテムともなり得ます。
リラックス度★4です。
3. へそ天で寝る犬の性格
犬がへそ天で寝るという行動は、リラックスや安心や信頼であることが分かりました。
では、どのような性格を持っている犬がへそ天をし易いのかを解説します。
へそ天で寝る犬は、一般的に社交的で自己肯定感が高いと言われています。
へそ天と言っても、足の形で性格が少し変わります。
へそ天の時に足の向きがバラバラの犬は、マイペースで自由な性格の持ち主が多いと言われています。
一方で、後ろ足をピンと伸ばす犬は、自信を持っている犬や適応力の高い犬に多いと言われています。
信頼と安心感と自信があるからこそ、このような無防備な姿勢を取れるのです。
多頭飼いをしている場合にもっとも多くへそ天で寝る犬は、リーダーシップ的な役割をしていることが多いとも言われています。
4. まとめ
犬の寝姿は、その犬がどのような性格や心理状態にあるのかを理解するための有用な手がかりとなります。
特に「へそ天」と呼ばれる、仰向けで寝る姿勢は犬が最高にリラックスしている証拠とも言えます。
飼い主やその環境に対して安心と信頼をしている証拠とも言えるでしょう。
飼い主としても無防備な愛犬のへそ天で寝る姿を見ると嬉しくなりますよね!
一方でへそ天をしないから安心されていない、信頼されていないかといったら必ずしもそうとは言い切れません。
犬の性格も大きく関係してくるため、神経質や警戒心の強い犬の場合には、なかなかへそ天をすることはないからです。
添い寝してくる、背中を預けてくる、呼んだら目を輝かせて喜ぶなど、総合的に判断するようにしましょう。
またへそ天をしている時に、暑い事が理由である場合もあることを知っておき、犬の状況をよく観察しておきましょうね。
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