犬はごまを食べても大丈夫?すりごま・黒ごま・ごま油の注意点と適量を解説
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記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本
ペットフード販売士
「犬にごまを食べさせても大丈夫かな?」 「白ごまや黒ごま、すりごまなら与えてもいいのかな?」
私たちの食卓では身近なごまですが、愛犬のご飯にトッピングしても良いのか迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、犬はごまを少量であれば食べても大丈夫です。
ただし、ごまは脂質や食物繊維を含むため、与えすぎると下痢や消化不良につながることがあります。さらに、そのままの粒ごまは消化されにくいため、与え方にも少しコツがあります。
- 犬はごまを食べても大丈夫なのか
- 白ごま・黒ごま・すりごまの違い
- 犬に与えるごまの適量
- ごま油やごまドレッシングは大丈夫なのか
- アレルギーや下痢など注意すべき症状
愛犬の健康を考えて「少しでも体に良いものを」と思う気持ちは、とても自然なことです。 この記事では、犬にごまを与えるときの安全な考え方を、できるだけ分かりやすく解説していきます。

目次
1. はじめに
1-1. 犬はごまを食べても大丈夫?
犬は、少量であればごまを食べても大丈夫です。
ごまには、脂質、たんぱく質、食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミンEなどが含まれています。香りも良いため、いつものドッグフードに少し加えると、食いつきのきっかけになることもあります。
ただし、「体に良さそうだからたくさん与える」という考え方はおすすめできません。
ごまは小さな粒ですが、脂質が多くカロリーもあります。さらに食物繊維も含まれるため、与えすぎるとお腹がゆるくなったり、消化不良を起こしたりすることがあります。
犬にごまを与えるなら、「少量を、すりごまにして、いつものご飯にトッピングする」くらいが安心です。
1-2. ごまは主食ではなくトッピングとして考える
愛犬の健康を考えると、いろいろな食材を試してみたくなりますよね。
しかし、犬の食事の基本は、年齢や体格に合った総合栄養食です。ごまは栄養のある食材ですが、ごまだけで必要な栄養を補えるわけではありません。
そのため、ごまは「健康のために毎日たくさん食べさせるもの」ではなく、「いつものご飯に香りや栄養を少しプラスするもの」と考えると良いでしょう。
たとえば、食欲が落ちているときに香りづけとして少し使う、手作りご飯の仕上げにほんの少し混ぜる、といった使い方がおすすめです。
2. 犬に与えられるごまの種類

2-1. そのままのごまより「すりごま」がおすすめ
犬にごまを与えるなら、そのままの粒ごまよりも、すりごまがおすすめです。
ごまの外側は硬いため、そのまま与えても犬の体でうまく消化されず、便にそのまま出てくることがあります。
せっかく与えるなら、直前に軽くすってから、フードに少量だけ混ぜてあげると良いでしょう。
- 無塩・無添加のごまを選ぶ
- 与える直前にすりつぶす
- いつものフードに少量だけ混ぜる
- 初めての日はごく少量から試す
市販のすりごまを使う場合は、開封後に酸化しやすいため、香りや色に違和感がないかも確認してください。
2-2. 白ごま・黒ごま・金ごまの違い
ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまなどの種類があります。
犬に与える場合、どれか一つだけが特別に良いというよりも、無塩・無添加で少量にすることの方が大切です。
| 種類 | 特徴 | 犬に与えるとき |
|---|---|---|
| 白ごま | 香りがやさしく、料理にも使いやすい | すって少量ならOK |
| 黒ごま | 皮の色が濃く、風味が強い | すって少量ならOK |
| 金ごま | 香りが豊かでコクがある | すって少量ならOK |
「犬には黒ごまの方が良いですか?」と気になる方もいるかもしれません。
黒ごまにも白ごまにもそれぞれ特徴はありますが、犬に与えるうえで一番大切なのは種類よりも量です。
どの種類でも、与えすぎないようにしましょう。
3. 犬にごまを与える量と与え方

3-1. 体重別の適量目安
犬にごまを与える量は、ほんの少しで十分です。
目安としては、いつものご飯に香りづけとして混ぜる程度にしましょう。
| 犬の大きさ | すりごまの目安 | 与え方 |
|---|---|---|
| 超小型犬 | ひとつまみ程度 | 初回はさらに少なく |
| 小型犬 | 小さじ1/4程度まで | フードに混ぜる |
| 中型犬 | 小さじ1/2程度まで | 週に数回程度 |
| 大型犬 | 小さじ1程度まで | 体調を見ながら |
これはあくまで目安です。
毎日必ず与える必要はありません。ごまはカロリーもあるため、トッピングを増やした日は、他のおやつを少し控えるなど、1日の食事全体で調整してあげましょう。
犬のご飯の量や回数について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:【ペットフード販売士が解説】犬のご飯の量や回数はどれくらい?何時にあげればいいの?
3-2. ごま油は犬に与えてもいい?
ごま油も、少量であれば犬が口にしても大きな問題になりにくい食材です。
ただし、ごま油は油そのものなので、与えすぎるとカロリー過多やお腹のゆるさにつながることがあります。
香りづけとして使う場合でも、ほんの数滴程度にとどめましょう。
人間用の味付け料理に使われたごま油は、塩分や調味料、にんにく、玉ねぎなどが含まれることがあります。犬には、味付けされた料理をそのまま分けないようにしましょう。
また、「ごま油」と「えごま油」は名前が似ていますが、原料が異なります。えごま油はごまではなく、シソ科の植物の種子から作られる油です。
どちらの油も、犬に与える場合は「健康に良いからたくさん」ではなく、「必要なときにごく少量」と考えるのが安心です。
4. 犬にごまを与えるときの注意点
4-1. 食べ過ぎると下痢や嘔吐につながることがある
ごまを食べ過ぎると、下痢や嘔吐につながることがあります。
特に、もともとお腹が弱い犬、最近下痢をした犬、食べ慣れないものに敏感な犬は注意が必要です。
初めてごまを与えるときは、いきなり目安量いっぱいを与えるのではなく、ほんの少しだけにしましょう。
- 便がゆるくなっていないか
- 吐いていないか
- 体をかゆがっていないか
- 元気や食欲が落ちていないか
- 口まわりや皮膚に赤みがないか
少しでも様子がおかしいと感じたら、ごまを与えるのをやめて、愛犬の状態をよく見てあげてください。
4-2. ごまアレルギーに注意する
犬にも、食材によって体に合う・合わないがあります。
ごまアレルギーは多いものではありませんが、初めて与えるときは注意して見守ることが大切です。
次のような症状が見られる場合は、アレルギーや体調不良の可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 口まわりの赤み
- 目の充血
- 元気がない
- 食欲がない
特に、嘔吐や下痢が続く、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなどの様子がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
そのときは、「いつ」「どのくらいの量を」「どの形で食べたか」をメモしておくと、獣医師に伝えやすくなります。
4-3. 持病がある犬や肥満気味の犬は注意
ごまは栄養のある食材ですが、すべての犬に積極的に与えた方が良いというものではありません。
特に、次のような犬は注意が必要です。
- 肥満気味の犬
- 膵臓に不安がある犬
- 脂質制限をしている犬
- 消化器が弱い犬
- 療法食を食べている犬
- 子犬やシニア犬
療法食を食べている犬の場合、少しのトッピングでも食事管理に影響することがあります。
持病がある場合や、現在治療中の場合は、自己判断で与えず、かかりつけの獣医師に確認してからにしましょう。
5. 犬に避けたいごま加工品
5-1. ごまドレッシング・ごまだれは避ける
ごまそのものは少量なら犬に与えられますが、人間用のごま加工品は避けた方が安心です。
特に、ごまドレッシングやごまだれには、塩分、砂糖、香辛料、添加物などが含まれていることが多くあります。
また、商品によっては犬に与えたくない原材料が含まれていることもあります。
- ごまドレッシング
- ごまだれ
- 味付きのごまペースト
- 塩入りのごまふりかけ
- ごまを使った人間用のお惣菜
犬に与えるなら、味付けされていない無塩・無添加のごまを選びましょう。
5-2. ごまのお菓子や人間用食品も注意
ごませんべい、ごまクッキー、ごま団子など、人間用のごま食品も犬にはおすすめできません。
これらには砂糖、塩、油、乳製品、小麦、添加物などが含まれることがあります。
また、犬にとって危険な食材が一緒に使われている可能性もあります。
「ごまが入っているから健康に良さそう」と思っても、人間用に味付けされた食品は犬の体には合わないことがあります。
犬にとって危険な食材について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:犬にとってNGな食べ物とは - 危険な食材とその理由を徹底解説
6. まとめ

犬は、ごまを少量であれば食べても大丈夫です。
ただし、ごまは脂質や食物繊維を含むため、与えすぎには注意が必要です。
そのままの粒ごまは消化されにくいため、犬に与えるなら、無塩・無添加のごまをすりごまにして、いつものフードに少量だけ混ぜるのがおすすめです。
- 犬は少量ならごまを食べても大丈夫
- そのままの粒より、すりごまがおすすめ
- 白ごま・黒ごま・金ごまは、どれも少量なら使える
- ごま油は使うならごく少量にする
- ごまドレッシングや人間用のお菓子は避ける
- 初めて与えるときは、下痢・嘔吐・かゆみなどを確認する
- 持病がある犬や療法食中の犬は獣医師に相談する
愛犬に良いものを食べさせたいと思う気持ちは、とても素敵なことです。
ただ、ごまはあくまで「少しだけ楽しむトッピング」として考えてあげましょう。
愛犬の体調や便の様子を見ながら、無理のない範囲で取り入れてくださいね。
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