犬は大根を食べても大丈夫?生・大根おろし・葉・量と注意点を解説
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記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本
ペットフード販売士
この記事の結論
犬は、大根の白い根の部分を少量であれば食べても大丈夫です。生でも茹でても与えられますが、初めての場合は細かく刻む、または柔らかく茹でて少量から始めると安心です。大根おろしも少量なら与えられますが、辛みを嫌がる犬もいます。大根の葉は加熱して細かく刻み、味付けせずに少量だけにしましょう。漬物、おでん、煮物など人間用に味付けした大根は与えないでください。
目次
- 1. はじめに
- 1-1. 犬にとって大根とは?
- 1-2. 犬は大根を食べても大丈夫?
- 2. 犬に大根を与えるメリット
- 2-1. 水分補給と低カロリーなおやつになる
- 2-2. 食物繊維やビタミンを少量とれる
- 3. 犬に大根を与える量
- 3-1. 体格別の目安量
- 3-2. 初めて与えるときの量
- 4. 犬への大根の与え方
- 4-1. 生の大根
- 4-2. 茹でた大根
- 4-3. 大根おろし
- 4-4. 葉・皮・切り干し大根
- 5. 犬に大根を与えるときの注意点
- 5-1. 味付けした大根は与えない
- 5-2. 下痢・嘔吐・アレルギーに注意する
- 5-3. 甲状腺・腎臓に不安がある犬は獣医師に相談する
- 6. 動物病院へ相談した方がよいケース
- 7. 犬と大根に関するよくある質問
- 8. まとめ
1. はじめに

大根を切っているとき、愛犬がじっと見つめてくることはありませんか?
「少しだけならあげても大丈夫かな?」
「大根おろしや葉っぱも食べられるのかな?」
そんなふうに迷う飼い主さんは多いと思います。
結論から言うと、犬は大根を少量なら食べても大丈夫です。ただし、与え方や量を間違えると、下痢や嘔吐などお腹の不調につながることがあります。
この記事では、犬に大根を与えるときの安全な量、生の大根、大根おろし、葉、皮、切り干し大根、注意点まで分かりやすく解説します。
1-1. 犬にとって大根とは?
犬にとって大根は、主食ではなく「少量のトッピング」や「おやつ」として考える食材です。
大根は水分が多く、カロリーが低い野菜です。文部科学省の食品成分データベースでは、皮なし生の大根の根は100gあたり15kcalとされています。
ただし、犬に必要な栄養は基本的に総合栄養食のドッグフードで満たすものです。大根だけで栄養を補おうとするのではなく、いつものごはんに少し添える程度にしましょう。
1-2. 犬は大根を食べても大丈夫?
犬は、大根の白い根の部分を少量であれば食べても大丈夫です。
大根に犬が中毒を起こすような代表的な有害成分はありません。生でも茹でても与えられますが、犬は人間のようにしっかり噛み砕くのが得意ではありません。
- 小さく刻む
- 味付けしない
- 最初は少量だけ与える
特に子犬、シニア犬、早食いの犬には、大きな塊のまま与えないようにしてください。
2. 犬に大根を与えるメリット

大根は、少量であれば犬の水分補給や食事の変化に役立つことがあります。
2-1. 水分補給と低カロリーなおやつになる
大根は水分が多く、低カロリーな野菜です。
水をあまり飲まない犬や、暑い時期に水分を少し足したいときには、細かく刻んだ大根を少量トッピングする方法があります。
ただし、大根をたくさん食べれば健康になるという意味ではありません。水分や食物繊維が多いため、食べすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
2-2. 食物繊維やビタミンを少量とれる
大根には食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれます。
特に大根の葉には、白い根とは違う栄養素も含まれます。ただし、葉は繊維が多く消化しにくいことがあるため、与える場合は加熱して細かく刻み、少量だけにしましょう。
愛犬の体に合えば、いつものフードに少し変化をつける食材として使えます。
3. 犬に大根を与える量

犬に大根を与える量は、「カロリー」だけでなく「水分量」「食物繊維」「犬のお腹の強さ」で考えることが大切です。
3-1. 体格別の目安量
大根は低カロリーですが、たくさん与えるとお腹がゆるくなることがあります。最初は下の表よりも少なめから始めてください。
| 犬の体格 | 大根の目安量 | 与え方の目安 |
|---|---|---|
| 超小型犬 | 5〜15g程度 | 小さじ1〜大さじ1弱 |
| 小型犬 | 10〜30g程度 | 大さじ1〜2程度 |
| 中型犬 | 30〜50g程度 | 小さな輪切りの一部 |
| 大型犬 | 50〜80g程度 | 小さな輪切り1枚以内 |
これはあくまで健康な成犬に少量のトッピングとして与える場合の目安です。毎日たくさん与える必要はありません。
3-2. 初めて与えるときの量
初めて犬に大根を与えるときは、ひと口分から始めましょう。
- 下痢をしていないか
- 吐いていないか
- かゆがっていないか
- 元気や食欲が落ちていないか
問題がなければ、次回から少しずつ量を調整していきます。
4. 犬への大根の与え方
犬に大根を与えるときは、生・茹で・大根おろしのどれでも使えます。ただし、犬の年齢や体質によって向き不向きがあります。
4-1. 生の大根
生の大根は、細かく刻むか薄く切れば犬に与えられます。
ただし、辛みが強い部分は犬が嫌がることがあります。大根の先端に近い部分は辛みが出やすいため、初めて与えるなら葉に近い甘みのある部分や中心部分を選ぶとよいでしょう。
大きなスティック状のまま与えると、丸飲みや喉詰まりの心配があります。小型犬やシニア犬には、特に小さくしてから与えてください。
4-2. 茹でた大根
初めて犬に大根を与えるなら、茹でた大根が使いやすいです。
茹でると柔らかくなり、犬が食べやすくなります。子犬、シニア犬、お腹が弱い犬、早食いの犬には、生よりも茹でた大根の方が安心です。
茹でるときは、塩、だし、しょうゆ、味噌などは入れません。犬用には、必ず味付けなしで調理しましょう。
4-3. 大根おろし

大根おろしも、少量であれば犬に与えられます。
大根おろしは細かくなっているため、喉に詰まりにくいというメリットがあります。一方で、すりおろすことで辛みを感じやすくなることがあります。
犬に大根おろしを与える場合は、ほんの少量をフードに混ぜる程度にしましょう。嫌がる場合は無理に食べさせる必要はありません。
4-4. 葉・皮・切り干し大根
大根の葉は、与えるなら加熱して細かく刻み、少量にしましょう。
葉は繊維が多く、犬によっては消化しにくいことがあります。AKCではラディッシュの葉について、犬に与えないよう注意しています。日本の大根の葉を使う場合でも、初めてなら白い根の部分を中心にし、葉は無理に与えない方が安心です。
大根の皮は、よく洗って細かくすれば食べられる場合もありますが、硬く消化しにくいことがあります。お腹が弱い犬には、皮をむいた大根を使うのがおすすめです。
切り干し大根は、味付けしていないものを水で戻し、細かく刻めば少量与えられます。ただし、人間用に煮付けた切り干し大根は、しょうゆ、砂糖、みりんなどが使われているため犬には与えないでください。
5. 犬に大根を与えるときの注意点

大根そのものは少量なら犬に与えられますが、人間用に調理された大根は避ける必要があります。
5-1. 味付けした大根は与えない

- 大根の漬物
- おでんの大根
- しょうゆや味噌で煮た大根
- キムチや辛い大根料理
- 人間用に味付けした切り干し大根
これらは塩分や調味料が多く、犬の体に負担をかけることがあります。犬に大根を与えるときは、必ず味付けなしにしましょう。
5-2. 下痢・嘔吐・アレルギーに注意する
犬は大根を食べすぎると、下痢や嘔吐をすることがあります。
大根は水分と食物繊維が多い食材です。少量なら問題なくても、犬の体質によってはお腹がゆるくなることがあります。
また、どんな食材でもアレルギーの可能性はゼロではありません。初めて与える日は少量だけにして、体調の変化を見てあげましょう。
食べ物による下痢が気になる場合は、こちらの記事も参考にしてください。
5-3. 甲状腺・腎臓に不安がある犬は獣医師に相談する
甲状腺や腎臓に不安がある犬には、大根を自己判断で与えない方が安心です。
大根を含むアブラナ科の野菜には、甲状腺に関係する成分が含まれることがあります。健康な犬が少量食べる程度で過度に心配する必要はありませんが、甲状腺疾患がある犬は注意しましょう。
また、腎臓病などで食事管理をしている犬は、野菜のカリウムや水分量にも配慮が必要な場合があります。療法食を食べている犬は、必ず獣医師に相談してください。
6. 動物病院へ相談した方がよいケース

大根を食べたあと、愛犬に明らかな体調不良がある場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
- 何度も吐く
- 下痢が続く
- ぐったりしている
- 呼吸が苦しそう
- 口や顔をかゆがる
- 味付け済みの大根料理を大量に食べた
- 持病がある犬が大根を多く食べた
「少しだけだから大丈夫」と思わず、いつもと違う様子があれば早めに相談することが大切です。
7. 犬と大根に関するよくある質問

Q1. 犬は大根を食べても大丈夫ですか?
A. はい。犬は大根の白い根の部分を少量なら食べても大丈夫です。小さく刻むか、柔らかく茹でて、味付けせずに与えましょう。
Q2. 犬に大根おろしを与えても大丈夫ですか?
A. 少量なら大丈夫です。ただし、大根おろしは辛みが出ることがあるため、初めての場合はほんの少しだけフードに混ぜて様子を見ましょう。
Q3. 犬は生の大根を食べても大丈夫ですか?
A. 生の大根も少量なら食べられます。喉に詰まらないように、薄く切るか細かく刻んで与えてください。
Q4. 犬に大根の葉を与えても大丈夫ですか?
A. 与える場合は加熱して細かく刻み、少量だけにしましょう。葉は繊維が多いため、白い根の部分より慎重に与えるのがおすすめです。
Q5. 犬に大根の皮を与えても大丈夫ですか?
A. よく洗って細かくすれば食べられる場合もあります。ただし、皮は硬く消化しにくいことがあるため、お腹が弱い犬には皮をむいた大根が安心です。
Q6. 犬が大根を食べて下痢をすることはありますか?
A. あります。大根は水分と食物繊維が多いため、食べすぎると下痢をすることがあります。初めて与えるときは少量から始めましょう。
Q7. 犬におでんの大根を与えてもいいですか?
A. 与えないでください。おでんの大根は、だしや塩分がしみ込んでいるため犬には向きません。
Q8. 犬に切り干し大根を与えても大丈夫ですか?
A. 味付けしていない切り干し大根を水で戻し、細かく刻めば少量与えられます。人間用に煮付けたものは与えないでください。
8. まとめ
犬は、大根を少量なら食べても大丈夫です。
特に白い根の部分は、生でも茹でても使いやすく、細かく刻めばフードのトッピングにもできます。
ただし、大根は主食ではありません。たくさん与えると、下痢や嘔吐などお腹の不調につながることがあります。
- 大根は少量だけにする
- 小さく刻む、または柔らかく茹でる
- 味付けは絶対にしない
- 葉や皮は慎重に与える
- 持病がある犬は獣医師に相談する
愛犬が大根をおいしそうに食べてくれると、飼い主としても嬉しいですよね。
でも、愛犬の体に合うかどうかはその子によって違います。最初はほんの少しだけ。食べたあとの様子を見ながら、無理のない範囲で取り入れてあげましょう。
参考リンク
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