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でぶ犬がかわいい。犬のボディコンディショニングスコア(BCS)で肥満度チェック!愛犬の肥満度を簡単にチェックする方法

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でぶ犬がかわいい。

特にポメラニアンに多く聞く言葉です。


コロコロしたワンちゃんはとても可愛いのですが、肥満度が高くなると人間と同じで健康的な面でリスクを抱える可能性も高くなります。


今回は、犬の肥満度のチェック(BCS)の仕方と予防対策をまとめました。


大切な愛犬の健康のサポートになれば幸いです。 

petfriends.jp

記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本

ペットフード販売士

1. はじめに

1-1. ボディコンディショニングスコア(BCS)とは

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愛犬の健康を考える際、外見だけでなく体重も重要な要素となります。


しかし、体重だけで判断すると、実は犬の健康状態全体を理解するのは難しい場合もあります。


そこで見た目と触った感覚で評価するのが、「ボディコンディショニングスコア」、略して「BCS」という指標です。


BCSは、愛犬の体型や体重が理想的な状態にあるかを評価するための基準となるスケーリングシステムです。


見た目と触った感覚で「痩せ」「やや痩せ」「理想体重」「やや肥満」「肥満」といった項目を最大9段階で評価します。


今回は環境省のボディコンディショニングスコア(BCS)にも書かれており、飼い主さんも利用しやすい「5段階評価」で解説します。

2. ボディコンディショニングスコア(BCS)の活用法

2-1. 犬の肥満と健康リスク

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犬の健康状態を理解するために、BCS(ボディコンディショニングスコア)が重要であると述べましたが、特にこの指標は、犬の肥満とその健康への影響を理解するために役立ちます。


犬の肥満は、さまざまな健康リスクを引き起こし、犬の寿命を縮める可能性があります。


犬の肥満度が大きくなり過ぎると、さまざまな健康問題が起こる可能性が高くなります。


たとえば、肥満は関節に過度なストレスを与え、時間とともに関節炎やその他の関節疾患を引き起こし、痛みを引き起こす可能性があります。

また、肥満は心臓にも過度の負担をかけ、心臓疾患のリスクを高めます。

さらに、犬の肥満は、糖尿病や膵炎の発症リスクを高める可能性もあります。


これらの健康問題は、犬の寿命を縮め、生活の質を大きく低下させてしまう可能性があります。

そのため、普段から愛犬の体重を適切に管理し、肥満を防ぐことが重要です。


そのための指標として、BCSで愛犬の肥満度をチェックし、体重の管理を始めることから始めましょう。 

2-2. BCSの活用方法

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ボディコンディショニングスコア(BCS)は、愛犬の肥満度を評価するための重要なツールです。


ここでは、ボディコンディショニングスコア(BCS)の活用方法について詳しく説明します。


BCSは、犬の体の形状と肉付きに基づいて、1から5までのスコアで評価されます。


評価するときのチェックポイントは、「上からの見た目」「横からの見た目」「肋骨」「腰」の4つです。


まず、視覚的に犬の体型を確認し、次に手で触って骨格や脂肪の状態を確認します。
手で触ることで、肋骨や腰骨、尾骨の位置や肉の厚みを感じ、犬の体型が適切であるか判断することができるからです。

長い毛の犬は、しっかり触ってチェックするようにしてください。
見た目だけでは分かりづらい場合もあるからです。


そして、視覚的なチェックと触覚によるチェックの結果から、BCSスコアを決定します。


BCS1:痩せ
BCS2:やや痩せ
BCS3:理想体重
BCS4:やや肥満
BCS5:肥満

となっております。


5段階においてはSCS3の体重を理想体重となっております。 

参考:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン


BCSを定期的にチェックすることで、犬の体重変動を早期に察知し、適切な対策を講じることができます。


特に、年齢を重ねると体重の増加傾向にある犬や、運動不足が気になる犬には、定期的なBCS評価が重要です。


BCSは自宅で簡単に評価できますが、不確かな場合は獣医師に相談することをお勧めします。


次の項目では、犬の肥満度に基づく対策方法について解説します。
BCSを活用して、愛犬の健康管理に役立てましょう。

3. 犬の肥満度から出来る対策方法

3-1. 適切な食事調整

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肥満の犬の健康管理において、適切な食事調整は非常に重要です。
食事量、食事の頻度、食事の種類を調整することが必要です。


まず、食事量について見直しましょう。
犬の体重増加の一因として、食事量が多すぎることがあります。

しかし、減らす際には獣医師と相談して、減らすことをお薦めします。
犬の種類、年齢、体重、活動量によって必要なカロリーが異なるため、そして一日の食事回数も犬の年齢や健康状態により異なるためです。


ちなみに食事回数に関して、一般的な成人犬には一日2回の食事が推奨となっております。


また、食事の種類も重要な要素です。
特におやつは肥満の原因となるため、これらの与えすぎには注意が必要です。
おやつは1日に必要なエネルギー量の20%以内を目安とされています。


参考:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン


犬用のフードはバランスの良い栄養を提供することができますが、その中でも低カロリーで高タンパクの鹿肉フードが肥満犬のダイエットにはおすすめです。


参考:鹿肉ドッグフードのメリットとデメリット


食事調整をする際には、急激な食事の変更ではなく、徐々に新しい食事に移行するようにしましょう。
いきなり大きく変えると食べないこともあるためです。
今までの食事の一部に新しい食事を少し混ぜるなどして慣らしていきましょう。

3-2. 運動

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犬の肥満度の健康を維持するためには、適切な運動が必要です。


運動は筋力や心肺機能の向上、関節の柔軟性の維持、体重管理、そして心理的なストレス減少をサポートします。


肥満の犬に対する運動計画は、その犬の体重、健康状態、年齢、種類を考慮して無理することなく行っていくことが大切です。


また、夏場など運動することの方が大きなリスクがあると考えられる場合には注意が必要です。


参考:愛犬を熱中症から守る予防や対処法


運動の効果を最大限に引き出すためには、適切な食事と並行して行うとより効果的です。

4. まとめ

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今回の記事では、犬の体型や体重を評価し、その肥満度を判断するための便利なツールであるボディコンディショニングスコア(BCS)について詳しく説明しました。


BCSは1から5までのスコアで犬の体型を評価する方法であり、3が理想的な体型とされています。
(BCSには9段階評価もあり、そちらの場合は4もしくは5が適正とされています)


適正体重と言うのは、個体差や犬種などから、〇〇㎏といった数字では一概に測れない部分があります。


BCSのよいところは、体形から適正かどうかを判断出来ることで、これは誰でも簡易的な判断が出来ることにあります。


一時期、でぶ犬というキーワードが流行った時もありました。
コロコロした犬は可愛いですが、肥満度が大きくなり過ぎると健康リスクも大きくなる傾向があります。


またダックスフンド、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ビーグル、ゴールデン・レトリーバーなど犬種によって様々な要因から肥満度が大きくなり易い犬種もあります。


定期的にBCSを活用し、犬の体重管理を徹底的に行うようにしましょう。


また同じく定期的に健康診断も受けて、愛犬の健康を維持するように心がけてください。

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