愛犬の万が一の時に、緊急対応できる病院のリストを予め作っておくことは、愛犬を守るうえでとても重要です。
しかし、もし病気やケガの時に、どの動物病院に連絡すればいいのか、どのように対応すればいいのかをすぐに判断するのは困難です。
そこで、この記事では、愛犬のために知っておきたい緊急時の対応策、適切な動物病院の選び方、夜間救急の動物病院、そして24時間電話相談できるサービスについて解説します。
また、ペット保険のメリットとデメリットについても紹介します。
大切なことは予め、対応できるように準備をしておくことです。
大切な愛犬を守るためにお役立てください。
目次
1.近くの動物病院
愛犬が緊急時に対応するためには、まず最初に近くの動物病院を知っておくことが大切です。
ですが、ただ近ければ良いというわけではありません。
適切な動物病院を選ぶためのいくつかのポイントを覚えておきましょう。
1-1.適切な動物病院選びのポイント
1.スタッフの親切さ
愛犬と私たち飼い主の気持ちを理解し、親切に対応してくれるスタッフがいる病院を選びましょう。
また、病院のスタッフが診察や治療を丁寧に説明してくれるかどうかも重要です。
2.夜間対応
突然の事故や病気は、昼夜を問わず発生します。
そのため、夜間も対応してくれる動物病院をリストに入れておくと、安心です。
3.カルテの管理
愛犬の健康状態を長期的に追跡するためには、病院がカルテをしっかりと管理しているかどうかも重要です。
これにより、愛犬の健康状態を把握しやすくなります。
4.大きな病院を紹介できる
一部の専門的な治療や手術は、大きな動物病院や専門の医療機関でしか行えないことがあります。
そのため、必要な場合に適切な医療機関を紹介できる動物病院を選ぶと、愛犬の健康管理がよりスムーズになります。
5.獣医師の得意分野と経験を把握しておく
獣医師によって犬が得意、猫が得意、ウサギが得意など得意分野があります。
個人で開業されている獣医師は多くの分野に対応出来ることがほとんどですが、犬を専門分野にしている獣医師のほうが知識を多く持っているということになります。
また、開業する前に大学病院などで多くの経験を積んできている獣医師がほとんどですが、経験豊富な獣医師の方が対応出来る方法も当然多くなります。
それまでの実績経験をサイトで確認しておくことも重要です。
これらのポイントを考慮し、自分の家から近く、信頼できる動物病院を見つけることが最初のステップです。
また、定期的な健康チェックや予防接種も、この動物病院で行うことで、緊急時にも対応しやすくなります。
2. 夜間救急の動物病院
日中は近くの動物病院に連絡することができますが、夜間や休日には対応していない場合も多いです。
そうした状況に備えて、夜間や休日でも対応してくれる動物病院を事前に調べておくことが重要です。
2-1.最も近い夜間救急の動物病院
夜間や休日に動物病院へ行かないといけない場合とは、緊急性があるということ。
そのため夜間救急では最も近い場所を知っておくことが大切です。
「お住まいの地域名 動物 夜間救急」といったキーワードでネットで検索すればあなたの近くの夜間救急の動物病院を見つけることができるはずです。
何かあったときにすぐに連絡を取れるよう、病院の電話番号は手元に控えておきましょう。
また、実際に車で家からその場所までいって、場所を確保しておくことが重要です。
道に迷うなどなく、出来るだけ素早く連れていくためです。
2-2.複数の夜間救急の動物病院もリストにしておこう
夜間救急の動物病院は獣医師が少ないため、既に他の治療で手いっぱいの時には受け入れてもらえない場合があります。
そのため、一つの夜間救急の動物病院だけでなく、複数の病院をリストアップしておくことも大切です。
私も愛犬が夜間救急の時に最も近い病院に電話したものの対応できずに、隣町の夜間救急電話番号を控えていたので、そちらに直ぐに電話をして対応してもらった経験があります。
最も近い夜間病院が忙しい場合や、適切な設備がない場合に備え、複数の夜間対応病院のリストを持っておくと安心です。
2-3.24時間対応可能の病院リストも確保しておこう
また、24時間体制で対応している病院もリストに含めておきましょう。
先ほど挙げた夜間救急は、24時間ではなく、対応していない空白の時間帯がある場合もあるためです。
これらの病院は、夜間だけでなく、祝日や年末年始でも対応してくれます。
そのため、いつ何が起こっても、適切な医療行為を受けられる病院を確保しておくことは非常に重要です。
24時間体制となると比較的大きな動物病院となることが多く、近所に必ずあるとは限りませんが、知っておく必要性はあります。
こちらも出来たら複数のリストを持っていると安心です。
また、こちらもできれば実際に車で家からその場所までいって、場所を確認しておくことが重要です。
3.24時間電話相談出来るサービス
緊急時にすぐに動物病院に連絡を取ることができない場合や、愛犬の症状が深刻かどうか判断できない場合には、24時間電話相談できるサービスが役立ちます。
このようなサービスでは、専門の獣医師が電話でアドバイスを提供し、適切な対応を助けてくれます。
【24時間電話相談サービスできるサイト】
3-1.24時間獣医師と電話相談出来るサービスのメリット
24時間獣医師と電話相談できるサービスには、以下のメリットがあります。
1.即時性
突然の事故や病気に対して、すぐに専門的なアドバイスが得られます。
2.便利さ
いつでもどこでも相談が可能で、対応方法の情報が得られます。
これにより、愛犬の状態が深刻かどうかを判断しやすくなります。
3-2.24時間獣医師と電話相談出来るサービスのデメリット
ただし、24時間獣医師と電話相談できるサービスにもいくつかのデメリットがあります。
それは、電話での相談では診断や治療が行えないことです。
従って、このサービスはあくまで初期対応の一部であり、症状が深刻であればすぐに動物病院に連絡するか、直接訪れる必要があります。
4.緊急時の初期対応をスムーズにするために
緊急時には、愛犬の症状を正確に把握し、適切な初期対応を行うことが重要です。
そのためには、愛犬の通常の行動や食欲、排泄状態などを観察し、それらがどの程度変わったかを獣医師に伝えることが重要です。
写真や動画を撮って実際に診察時に見せることは、とても有効な情報となります。
また、犬の体調が急に変わったときには、できるだけ詳しく状況を記録しておきましょう。
これには、症状が始まった時間、それがどのくらいの時間続いたか、そして何か特定のトリガーがあったかなどの情報が含まれます。
また、犬が特定の薬を服用していたり、既知の健康問題がある場合は、その情報も獣医師に提供することが重要です。
これにより、獣医師はより正確な診断を行い、適切な治療を開始することができます。
5.ペット保険について
突然の病気や事故に対処するためには、ペット保険も大きな助けとなります。
ペット保険は、獣医療費の一部をカバーし、重大な病気や手術が必要な場合でも、経済的な負担を軽減することができます。
5-1.ペット保険のメリット
1.経済的安心
ペット保険は、獣医療費の一部をカバーします。
これにより、高額な医療費が発生した場合でも、飼い主の経済的な負担を軽減することができます。
2.獣医師に相談できるサービスが付いているものもある
獣医師相談サービスが付いている保険であれば、電話やWebでいつでも気軽に獣医師に相談することができます。
5-2.ペット保険のデメリット
しかし、ペット保険には以下のようなデメリットも存在します。
1.既存の健康問題
ほとんどのペット保険は、既存の健康問題をカバーしません。
そのため、保険を購入する前に既に存在する病気や症状は、保険の適用範囲外となります。
2.保険料のコスト
保険料は、ペットの種類、年齢、健康状態などによって変動するのが一般的です。
特に高齢のペットや既存の健康問題があるペットの保険料は高くなることがあります。
犬も歳を重ねれば病気になりやすくなるのは人間と同じです。
総合的に判断してペット保険を検討してみることが大切です。
5.まとめ
愛犬の緊急時に対応するためには、適切な動物病院の選び方や、夜間救急の動物病院、24時間電話相談できるサービスについて知っておくこと、そしてリストアップしておくことが大切です。
重要なことは「予め」リストアップしておくことです。
緊急時になってからではなく、予めリストアップしておくことで緊急時にスムーズに対応することができます。
また、ペット保険は突然の事故や病気に備えるための一つの選択肢であり、それによって経済的な負担を軽減することができます。
しかし、それぞれの選択には利点と欠点があり、自分のライフスタイルや愛犬の健康状態に合ったものを選ぶことが大切です。
これらを考慮に入れ、愛犬のための最善のケアを提供できるよう、しっかりと準備をしておきましょう。
愛犬との日々を、より安全でより楽しく過ごすために、今回の記事を参考にしてくださいね。
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