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犬の逆くしゃみとは?ストレスが関係している?

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記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本

ペットフード販売士

1. はじめに

突然、愛犬が「ブーブー」「フガフガ」「フゲーフゲー」「グーガー、グーガー」などと息を連続的に吸い込むようなことをして、苦しそうにしていたらビックリしますよね。


しかし、このような場面に遭遇したことがある飼い主も多いのではないでしょうか?


これは何でしょうか?

原因は病気なのでしょうか?


これは「逆くしゃみ」かもしれません。


では、この逆くしゃみの原因は、ストレスなのでしょうか?


この記事では、逆くしゃみの詳細やそれに関連する情報を深堀りしていきます。

1-1.犬の逆くしゃみとは?

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逆くしゃみは、英語ではreverse sneeze syndrome(リバース・スニーズ・シンドローム)と呼ばれています。

そのため、「逆くしゃみ症候群」と言われます。


逆くしゃみ症候群はその名の通り、くしゃみとは逆の動きをする現象を指します。


犬が突然鼻を通じて空気を吸い込む動作を繰り返すものです。


この現象は数十秒で終わることが多いですが、まれに数分起こることもあります

見ている飼い主にとっては心配を感じさせることもあります。

1-2.くしゃみと逆くしゃみの違い

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くしゃみと逆くしゃみの主な違いは、空気の動きの方向性にあります。


くしゃみは、外部からの刺激や異物によって鼻の中で起こる反射であり、逆に空気や異物を外へ押し出す動きとなります。


逆くしゃみは、空気を急速に吸い込む動きを繰り返します。

逆くしゃみの際には口が閉じているのが特徴です。


また、くしゃみは鼻水などの症状が一緒にみられることがありますが、逆くしゃみでは他の症状が見られることが少ないです。

2. 犬の逆くしゃみの原因

犬が逆くしゃみをする原因は実はハッキリとは分かっておりません。


しかし、それが一時的なものなのか、それとも病的なものが背後にあるのかを理解することは非常に重要です。

ここでは、その主な原因を詳しく解説します。

2-1.反射的な生理現象

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逆くしゃみは、犬の生理的な反応として生じることがあります。


鼻の奥にある鼻咽頭と呼ばれる場所に受容体があり、そこを刺激されると逆くしゃみを起こしやすいと言われています。


例えば、興奮や急激な温度変化などの外部からの刺激によって、逆くしゃみが引き起こされることが知られています。

特に若い犬に多く見られる現象で、年齢を重ねていくと頻度が下がる傾向にあります


これは、特に深刻な健康問題があるわけではありません。

2-2.病的な理由

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逆くしゃみが頻繁に続く場合や、他の症状と合わせて現れる場合、それは何らかの病的な原因が背後にある可能性が考えられます。


異物が挟まっている状態であったり、他にもアレルギーや感染症、咽頭気道閉塞症候群、咽頭炎など鼻腔〜咽頭領域の疾患が原因で逆くしゃみを起こすことがあります。


また、通常は年齢を重ねると逆くしゃみは起こりにくくなりますが、逆に歳を重ねて増えるようであれば、何かしら病気が原因の可能性もあります。


このような場合、早めの治療や対策が必要となります。

2-3.ストレス

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ストレスが逆くしゃみに直結している原因かどうかは、実のところ分かっておりません。


しかし、犬はストレスを抱えると「カーミングシグナル」という事をします。

このカーミングシグナルの一つに「くしゃみ」があります。


意図的にするのか、ストレスを抱えると鼻腔の奥がムズムズしてくしゃみをするのかは不明ですが、逆くしゃみも鼻腔内の環境に関係することから考えても、ストレスを抱えることが逆くしゃみへ繋がる可能性はあり、いずれにしてもストレスが良い影響を与えるとは言えません。


愛犬がリラックスする環境を常に整えるようにしましょう。

3.犬が逆くしゃみを起こした時の対処法

犬が逆くしゃみをした時、飼い主としては不安になるかもしれません。

しかし、飼い主がそこでビックリしすぎるとその不安が愛犬にも伝わってパニックになることもあります。


ここでは、どのように対応すれば良いかをお伝えします。

3-1.逆くしゃみを起こしやすい犬種

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まず、逆くしゃみを起こしやすい犬種に特徴があるのでしょうか?

実は小型犬や短頭種に多く見られます


特に、チワワ、ポメラニアン、ミニチュアダックスフンド、パグやシーズー、フレンチブルドッグなどの鼻が短い犬種は、逆くしゃみを起こしやすいと言われています。


私もこれまで3匹のチワワを飼ったことがありますが、うち2匹は若い頃は良く逆くしゃみをしていました。


これらの犬種の飼い主は、逆くしゃみを起こす可能性が高いことを知っておきましょう。

3-2.静かに見守る

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実際に逆くしゃみを起こしても、多くの場合、逆くしゃみは短時間で自然に止まります。

そのため逆しゃっくりを起こしても、飼い主としてはまず慌てず、静かに見守ることが大切です。


ここで飼い主が慌てると、その不安が愛犬にも伝わって犬が余計にパニックとなり逆くしゃみが長引いてしまうこともあります。

3-3.止まらない時は病院へ連れて行く

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逆くしゃみが続く、または頻繁に発生する場合、何らかの病的な原因が考えられます。

このような場合、犬を動物病院に連れて行き、専門家の診断を受けることが重要です。


また、その際には逆くしゃみを起こしている時の動画を撮っておき、その動画を獣医師に見せることで、最も症状を正確に伝えることが出来ます

4. まとめ

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犬の逆くしゃみは、飼い主にとって初めて目の当たりにしたときには非常に驚きや心配を感じることが多い現象の一つです。


まずは、自分の愛犬が逆くしゃみを起こしやすい犬種かどうかを予め知っておきましょう。


逆くしゃみ自体は、一般的には無害で、短時間で自然に止まることが多い現象です。

必要以上に心配する必要はありません。


とにかく飼い主が落ちつくことが最も大切です。


しかし、逆くしゃみが長時間続いたり、頻繁に繰り返される場合、または歳を重ねてからするようになった場合は、病的な原因も考えられるため、動物病院に診てもらいましょう。

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