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なぜ犬は足元で寝るのか?ベッドや椅子の足元で寝る意味と理由

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犬が足元で寝る理由をご存知ですか?


ベッドや椅子の足元で犬が寝るのは愛情や安心感、信頼の表れでもあります。


本記事では、なぜ犬が足元で寝るのか、その意味や理由について詳しく解説します。

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記事を書いた人:PetFriends.jp店長 篠本

ペットフード販売士

1. 犬が足元で寝る理由と意味は?

1.1 安心感と愛情の表れ

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愛犬があなたの足元で寝るのは、あなたに対する信頼と愛情を示しています。


犬は群れで生活する動物であり、リーダーや仲間と一緒にいることで安心感を得ます。

足元は飼い主の体の近くに位置しているため、犬はそこで安心して休むことができます。


犬はあなたの匂いや温もりを感じることで安心します。

特に夜や飼い主が寝ているときに足元で寝ることが多いのは、犬は飼い主の匂いを感じることで、リラックスしやすくなります。

また、あなたの足元にいることで、あなたの動きや声を感じ取ることができ、安心感が増します。


愛犬が足元で寝るもう一つの理由は、愛情の表れです。


犬は飼い主とできるだけ一緒にいたいと考える生き物です。

足元で寝ることで、自分のスペースを確保しながらも飼い主のそばにいられる安心感を得られるためと考えられています。


このように、犬が足元で寝る理由には安心感と愛情の表れが関係しています。

愛犬が足元で寝る姿を見たら、それはあなたに対する深い愛情と信頼の証とも言えるでしょう。

1.2 保護者としての役割

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犬が足元で寝る理由の一つに、保護者としての役割があります。


犬は犬の祖先であるオオカミの時代より群れで生活する動物であり、群れのリーダーや保護者を守るという習性があります。


足元で寝ることで、飼い主の動きをすぐに察知でき、必要なときにすぐ対応できる位置にいることができます。

これは犬が飼い主を守りたいという強い本能からくる行動です。


犬は非常に敏感な動物であり、飼い主のちょっとした動きや変化にもすぐに気づきます。

飼い主が夜中に起き上がったり、何か問題が起きたときにも、犬はすぐに行動を起こすことができるため、足元で寝ることが好まれるのです。


またジャーマン・シェパードやドーベルマンなどの犬種は、番犬として品種改良されたものであるため、飼い主の近くにいて、寝ているときに飼い主を守るという生まれつきの素質が特に強いと考えられています。


このように、犬が足元で寝る理由には、保護者としての役割も関係していると考えられています。

1.3 環境の影響

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次に犬が足元で寝る理由は、環境にあります。


犬は元々自然の中で生活していたため、安全で快適な場所を探す本能があります。

家の中で犬が足元で寝るのも、その環境が犬にとって最も安全で安心できる場所と感じるからです。


犬は温度変化に敏感で、暑すぎる場所や寒すぎる場所を避けます。

飼い主の足元は体温によって適度に暖かく保たれ、犬にとって快適な環境になることが多いです。


さらに、家庭内の騒音や家族の活動の多さも犬の寝る場所を決める要因です。

静かで人の往来が少ない場所を好む犬は、家族の動きを見守れる足元を選びます。


逆に、家族が集まるリビングなどで足元で寝る犬は、家族の一員としての一体感を感じたいという心理が働いているのかもしれません。


このように、環境が犬の寝る場所の選択に大きな影響を与えているのです。


犬が足元で寝るのを見たときは、その場所が犬にとって最も安心できる環境だと考えることができます。


愛犬が快適に過ごせるよう、家庭内の環境を整えてあげましょう。

1.4 犬との信頼関係の現れ

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犬が足元で寝ることは、飼い主との強い信頼関係の現れでもあります。


犬は元々群れで生活する動物であり、群れのリーダーや仲間に対して強い信頼を持ちます。

家庭では飼い主がリーダーの役割を果たすことが多くなるため、犬は飼い主に対して強い信頼感を抱きます。

その結果、飼い主の足元で寝ることが多くなるのです。


犬との信頼関係が強いほど、犬は飼い主のそばにいたいと感じます。


足元で寝ることで、飼い主の動きを常に確認でき、必要なときにすぐに対応できる位置にいることができます。

これは犬が飼い主を守りたいという本能からくる行動でもあります。

2. 犬が足元で寝ない理由

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犬が足元で寝ない理由には、いくつかの要因が考えられます。


まず、犬の性格が影響する場合があります。

独立心や警戒心が強かったり、控えめな性格だったり、自分のスペースを大切にする犬は、飼い主の足元で寝ることを好まないことがあります。

これらの犬は、自分だけの安心できる場所を見つけてそこで寝ることが多いです。


次に、環境の要因も影響します。

足元の場所が硬かったり冷たかったりすると、犬はそこで寝ることを避けるかもしれません。


また、足元の場所が騒がしかったり、他のペットが頻繁に通る場所だったりする場合も、犬はそこで寝ることを避ける傾向があります。


犬の過去の経験も影響します。

以前に足元で寝ることで嫌な経験をしたことがある犬は、その場所を避けることがあります。

例えば、足元で寝ている間に誰かが不意に足を動かして驚かせた経験がある犬は、再びその場所で寝ることを避けることがあります。

犬は一度嫌な経験をすると、その場所を避ける傾向が強くなります。


さらに、犬の年齢も影響する場合があります

若い犬や子犬は、飼い主と一緒に寝ることを好むことが多いですが、年を取ると、自分だけの静かな場所を求めるようになることがあります。

これは、年齢とともに変わる犬の睡眠パターンや快適さの変化によるものです。


このように、犬が足元で寝ない理由にはさまざまな要因が関係していますが、単純に足元がその犬にとっては寝やすい場所でないだけということになります。


飼い主としては、愛犬の性格や健康状態、過去の経験を考慮し、犬が安心して寝られる環境を整えてあげることが大切です。

愛犬がどこで寝るのを好むかを観察し、その好みに合わせた快適な場所を提供してあげましょう。

3. 犬の寝る場所から分かる心理

3.1 犬が枕元で寝る

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犬が枕元で寝る理由は、飼い主の顔を見ながら寝ることで、より安心できるためと考えられています。


さらに、枕元で寝ることは犬にとって暖かさを感じる場所でもあります。

飼い主の体温が伝わり、小型犬や毛の薄い犬種は特にこの暖かさを求めて枕元で寝ることがあります。

3.2 犬が背中をくっつけて寝る

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犬が背中をくっつけて寝る理由は、強く信頼しているからと考えられます。


犬が見えない背中を預けることは弱点を預けると言い換えることも出来ます。

犬は自分の周囲に対して非常に敏感であり、背中を預けることで、自分の後方を安全に保つことができます。

これは犬が持つ防衛本能の一部であり、飼い主に背中を預けることで、飼い主に対する強い信頼を表現しています。


また、背中をくっつけることで、犬は体温を共有することもできます。

3.3 犬が飼い主のお腹の上で寝る

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犬が飼い主のお腹の上で寝る理由には、いくつかの重要な要素があります。


まず、犬にとってお腹の上は非常に暖かく、快適な場所だからです。

飼い主の体温が直接伝わるため、犬は安心してリラックスすることができます。

特に寒い時期や夜間には、この温かさが犬にとっては非常に魅力的です。


また、犬がお腹の上で寝ることで、飼い主との強い絆を感じることができます。

犬は飼い主に対して強い愛情と信頼を持っており、その感情を表現するためにできるだけ近くにいたいと感じます。

お腹の上で寝ることは、犬が飼い主に対する愛情を示す一つの方法です。


さらに、犬が飼い主のお腹の上で寝ることには、安心感と安全感も関係しています。

犬は自分が守られていると感じることで、安心して眠ることができるのです。

4. 犬が足元や一緒に寝ることの注意点

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犬が足元や一緒に寝ることは、飼い主と犬の絆を深める素晴らしいこととも言えますが、いくつかの注意点があります。


まず、清潔さを保つことが重要です。

犬は外で遊ぶことが多く、その結果、汚れやバクテリアを持ち込むことがあります。

犬と一緒に寝る前に、足や体をきれいに拭く習慣をつけると良いでしょう。

また、定期的にシャンプーやブラッシングを行い、清潔な状態を保つことが大切です。


次に、アレルギーに注意する必要があります

犬の毛や皮膚から出るフケは、アレルギーを引き起こす可能性があります。

特にアレルギー体質の飼い主は、犬と一緒に寝ることで症状が悪化することがあります。

アレルギーが疑われる場合は、医師に相談し、必要な対策を講じることが必要です。


また、睡眠の質にも注意が必要です。

犬と一緒に寝ることで、飼い主の睡眠が妨げられることがあります。


例えば、21%もの犬がいびきをかいて夜に飼い主が眠れないことが報告されています


また、ペットとベッドを共有している飼い主は、ペットがベッドで寝ていない人よりも睡眠障害が大きいという研究発表もあります。

これは犬は多相睡眠で1時間あたり平均3回の睡眠と覚醒のサイクルを繰り返すのに対し、人間は単相睡眠(24時間サイクルで1周期の睡眠) のためです。


これにより、飼い主の睡眠の質が低下し、日中の活動に影響を及ぼすことがあります。

犬専用の寝床を用意し、飼い主の睡眠を確保することも考慮するべきです。


さらに、安全性も重要です。特に小型犬や子犬は、飼い主の体の下に入り込んでしまう危険性があります。

これにより、飼い主が無意識のうちに犬を圧迫してしまうことがあります。

犬が安全に眠れる環境を整え、ベッドや椅子の配置にも注意を払うことが大切です。


最後に、しつけの一環として、一緒に寝るルールを設けることも考えましょう。


例えば、犬がベッドに上がる際の指示や、特定の時間だけ一緒に寝るなどのルールを決めることで、犬が自分の場所と飼い主の場所を区別できるようにすることができます。


参考: AMERICAN KENNEL CLUB(Should I Let Our Dog Sleep In Bed With Us?)

参考: The association of pet ownership and sleep quality and sleep disorders in United States adults

5. まとめ(愛犬はどこで寝ているの?)

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今回の記事は、「なぜ犬は足元で寝るのか?ベッドや椅子の足元で寝る意味と理由」についてまとめました。


あなたの愛犬はどこで寝ていますか?


AMERICAN KENNEL CLUBの調査データによると、45%の犬が人間と一緒のベッドで寝ており、20%がクリートで寝かせており、犬用ベッドで寝ている犬は17%、色々な場所が14%、屋外シェルターが4%となっています。


愛犬が足元で寝るにしても他で寝るにしても、快適で安全な環境を整えてあげることが重要です。


そして犬の性格や習慣も関係あることを知っておきましょう。

足元で寝ないから信頼されていないと言い切るのではなく、犬はそれぞれ異なる性格を持っており、寝る場所や寝方も異なります。


犬の性格に合わせた環境を提供することで、犬が快適に過ごせるようになります。


愛犬が安心して寝るための環境を整えましょう。


参考: AMERICAN KENNEL CLUB(Where Do Dogs Sleep at Night?) 

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